カーフリーデーの歴史
1997年、世界で初めて「街では車を使わない日」がフランス、ラ・ロッシェルで実現。
当日は大好評で、成功をおさめている。
ラ・ロッシェルは、大西洋岸に位置する都市圏人口 135,000人のフランス港湾都市で、古くから貿易の拠点、芸術・文化のまちとして栄えている。その一方で、環境の観点から様々な都市交通施策を展開し、電気自動車の普及にも熱心な環境都市のパイオニアとして広く知られている。フランスでも最初の歴史的環境保全地区に指定し、1975年にはフランス第1号の歩行者専用ゾーンを設けた。
1998年、フランスの34都市が参加。
日常生活に大きな支障がないことを実証するため、平日に実施。交通量はストラスブールの40%を最高に15%減少し公共交通の利用は20%ほど増加、騒音レベルは半分に減少。
商店街の売り上げが通常より下回り、2都市で公共交通へのストライキが起きる。
89%が賛同、81%が全ての都市ですべきと答えている。
1999年、フランス66都市に加え、イタリア92都市、ジュネーブ1都市の参加。
800万人のフランス人が関係した。83%が賛同し、14%が反対、52%が効果有りと評価。
88%が車は問題と答え、44%が毎週実施すると良い。
公共交通はおおむね10%増加し、大気汚染はパリで-30%、騒音レベルは半分に減少。
商店街は反対が多く、対策には力を入れている。
2000年、EUでのプロジェクトとしてヨーロッパ全体に広がりフランス以外の12の国の都市が参加。
イベントによって実際に不便になったという人は4%。企業や商店の売り上げが30〜70%減少。
76%の企業・商店の顧客が平常より74%減少。しかし、いくつかの都市では、低公害車の運送事業グループで、カーフリー区域に運搬できるような荷下ろしシステムを提供している。
2001年、9.11の同時多発テロ直後の影響により、実施を取りやめた都市や実施内容を変更した都市があったが、それにもかかわらず、参加都市が1000を超える世界的イベントとなった。

2002年、EU都市モビリティ週間が開始され約300都市が賛同。
カーフリーデーの前後一週間を、ヨーロッパ市民が持続可能なモビリティを考える機会として設けた。カーフリーデー参加都市はEU以外でも増加が見られ、1400都市を超えるまでに拡大した。
2003年、アジアから、台湾の2都市が参加。
ヨーロッパでは毎年の行事としてカーフリーデーが定着してきたといえる。一方、都市交通施策の充実により、ことさらイベントとして行う必要がないと考える都市が出てきた。
2004年、ヨーロッパはセカンドステージに突入。